株式会社 ナルト工芸

框の専門店として
ニーズに合わせて変化し続けています

 上がり框の専門店として平成3年、北島に移転し、平成18年に父から事業を引き継ぎました。当時は角材を塗装して仕上げていく上がり框の需要が多くあり、当社はそういったニーズによりよく応えるために、スピード仕上げ、小ロット加工、ニッチサイズなどの框を進んで引き受けてきました。
 その後、時代とともに住宅の施工技術や住む人の感覚も変化していき、框の需要は減っていきました。そんなとき、段差のある框は高齢者や障害者にはとくに不便だという声を耳にしました。そこで思いついたのが玄関に置いて使う玄関椅子です。腰かけて楽に靴が履けるので、贈り物としても喜ばれています。それが当社の主な商品になることはありませんが、需要があれば作り続けていきたいと思っています。



二人三脚でチャレンジしていく

 3年半前から、一緒に働いてくれている従兄に、いろいろアドバイスをもらっています。彼は、以前、木工機械の販売や修理を専門にしていたので、工場での仕事はすべて任せています。日々の作業はもちろん、機械のメンテナンスなどは、工場が停止している土日の間に引き受けてくれます。11歳年上で、幼い頃から面倒を見てもらっていたので、兄のような存在。言いにくいことも的確に指摘してくれます。新しいことも前向きに取り組んでいくタイプなので、今は二人三脚でチャレンジしています。



この文章はダミーです。
偽物の框と思っていたけれど

 角材からつくる従来の上がり框から、板材をL字に加工して塗装仕上げをするリフォーム框、さらにそれが進化して木調プリントを施した平板をL字に加工する框にも取り組んでいます。従来のものに比べると、美しい木目をプリントした板でつくる框は、偽物ようで初めは抵抗がありました。
 しかし、初めから床板と同じ色柄がプリントされているので、手間ひまかかる塗装の工程が無くなります。その分、商品としてのコストは下がるのですが、需要が増え、出荷量は以前の倍になりました。もちろん、加工するための専用機械を導入するなど設備投資は必要でしたが、これからの時代に合った玄関框として、当社で加工していく決断をしました。

従来の框の材料
新素材のリフォーム框


特技を生かすことに徹する

 框を、どんな床材の色にでも合せて仕上げる、というのは当社の優れた特技のひとつでもありました。決まっている床色に合わせていくわけですから、大変な手間と熟練した職人の技が必要になってきます。
 そこで、もうひとつの特技、L字加工に注目しました。大手建材店からの依頼をうけ、新しい住宅のニーズにあったL字框を製作しています。届いた材料を、緻密に隙間なく貼り合わせていく技術は、框専門店として誇れる当社の強みだと思っています。


事業内容

玄関部材の加工
(上がり框、玄関巾木、式台など)
玄関椅子の製造・販売


会社概要

会社名
株式会社 ナルト工芸

代表取締役社長
河野 伸幸

創業
1988年

所在地
〒771-0201
徳島県板野郡北島町北村字鍋井2-14

TEL 
088-698-5440
FAX 
088-698-5425

E-MAIL
http://www.n-kg.jp


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